ブラッシュアップセミナー◆6/18 ≪第1回@奥沢≫
令和元年第1回目のブラッシュアップセミナーが奥沢にて開催されました。弊社ブラッシュアップセミナーは看護師、セラピストが知識・技術を共有できる場となっております。
今回のテーマは、安心して訪問業務を行うための「フィジカルアセスメント」です。講師は池尻大橋ステーションの看護師でした。
【目的】
- どの職種のスタッフも、安心して訪問業務ができる
- ご利用者様の体調変化に対応できる
看護師⇒急変時に的確な判断と対応ができる
セラピスト⇒急変や体調変化に気付き、所長や看護師に報告できる
- 混乱しないで各々に緊急連絡ができる
【内容】
1.バイタルサイン(呼吸数、脈拍数、血圧、体温、意識レベル)
- 症状への対処方法
- 緊急連絡体制の確認
- 急変に対する予測と予防
フィジカルアセスメントとは「身体的な情報を意図的に収集し、判断して共有する」ことです。
ご利用者様の状態を判断するため、日頃から「いつもどうなのか」を気にして訪問していくことが大切です。病院や施設と違い訪問看護の現場では客観的な情報が限られた中でご利用者様の状態を把握し判断する必要があります。まずはバイタルサインを視診や触診で評価する方法を改めて確認しました。また訪問看護の現場でみられる熱中症(脱水)や低血糖、肺炎など主な9つの症状に対して特徴や対処法を学びました。最後に緊急時の連絡体制等を再度確認しました。
急変に対する予測と予防として普段から身体面以外の事も観察し、少しの変化でも気づけるよう看護師やセラピストが情報共有を行うことが大切です。この講義を通じてセラピストも看護師と同様にアセスメントしたことを適切に上司や主治医へ報告できる能力を高めたいと感じました。